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WordPressの本番環境からローカル環境への移行の手順

2020年6月7日

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悩む人
WordPressの引っ越しをプラグインを使わずに自分でやろうとしてもエラーの連続でうまくいきません。
今回は,そんな悩みを解決できます。
ヒロシ

今回は、WordPressのサイトを本番環境からローカル環境上に再構築するための手順を解説します。

この記事はこんな方におすすめ

  • 自分のパソコン上で色々編集してから本番サイトで公開したいと考えている人
  • WordPressを本番環境からローカル環境へ移行したいけど、エラーで困っている人
  • WordPressの引っ越しをプラグインなしでできるようになりたい

また、WordPressサイトの移行については、今回紹介する方法とは別に、プラグインを使うやり方もあります。

プラグインを使った方法は,作業にかかる時間が圧倒的に短く簡単に出来ますが,プラグインを使わずに自分で移行する工程を覚えたい人は,今回解説する方法でWordPress引っ越しの作業の一連の流れが掴めますので,参考にしてください。

それでは、やってみましょう!

WordPress本番環境での作業手順

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移行元WordPressデータのダウンロード

まずは,本番環境のWordPressのデータを全てダウンロードします。

サーバー内でやろうとすると、時間がかかるうえにエラーになる事もあったので、FTPソフトでダウンロードすることをおすすめします。

今回は,Cyberduckを使っています。

レンタルサーバーの、(public_html)内の全てのフォルダとファイルをダウンロードします。

移行元データのエクスポート

今回,移行元のレンタルサーバーは「ConoHa WING」でやっています。

ConoHa WINGは,WordPressの立ち上げがとにかく早いです。

当サイトもすぐにWordPressでブログをスタートできました。

ヒロシ

ログイン後、(サイト管理)→(データベース)→(ユーザー)の(ユーザー名)をクリック→(phpMyAdmin)です。

ログイン画面になると思いますので、もしもユーザ名、パスワードを忘れた場合は、(public_html)フォルダの(wp-config.php)ファイルで確認できます。(テキストエディタだと23行から32行あたりにデータベースの情報があります。

移行元のレンタルサーバーの(phpMyAdmin)を使って、WordPressデータをエクスポートします。

この時、圧縮は、「ZIP形式」にします。

「ビューをテーブルとしてエクスポートする」にチェックを入れます。

「実行」をクリックします。

ここまでが本番環境でやっておくべき手順です。

そしてここからは、ローカルサーバー環境でやっていく手順になります。

ローカル環境サーバー「MAMP」での作業手順

「ローカル環境サーバー「MAMP」での作業手順」のアイキャッチに設定したMAMPの画像

今回は,ローカル環境ソフトの「MAMP」を使って移行作業を進めていきます。

MAMPをインストールする

「MAMP」と「MAMP PRO」がありますが、フリーのMAMPのみ使う場合、ダウンロードした後にチェックボックスがあるので、「MAMP PRO」のチェックを外します。

ローカル環境用のデータベースの作成

MAMPを起動して、スタートページから、(phpMyAdmin)を開きます。

そして、ここでデータベースを作成します。

※この画面では先に作っていたので、既にWordPressがありますが、ここで、(New)もしくは(Databases)を選択します。

今回、wordpressというデータベース名で作っています。

まだこの時点では、中身はまだ空の状態です。

データベースのインポート

前回移行元からエクスポートしたデータを、作成したデータベースにインポートします。

「Import」をクリックします。

前にエクスポートしているファイルを選択して,「Go」をクリックします。

これで空だったデータベースにWordPressのデータが入りました。

データベースファイルの修正

インポートした移行元URLをローカル環境のURLに変更する必要がありますので、SQL文を使って一括で変更するのがオススメです。

UPDATE `wp_options` SET option_value=REPLACE (option_value,'移行元URL','ローカル環境URL'); UPDATE `wp_postmeta` SET meta_value=REPLACE (meta_value,'移行元URL','ローカル環境URL'); UPDATE `wp_posts` SET guid=REPLACE (guid,'移行元URL','ローカル環境URL'); UPDATE `wp_posts` SET post_content=REPLACE (post_content,'移行元URL','ローカル環境URL');

移行元URL’と’ローカル環境URL’の箇所を,'https://www.移行ページのURL','http://localhost:8888/ローカル環境のURL'に書き換えます。

以上が、phpMyAdminでの作業です。

WordPressファイルの移行

先にダウンロードしていた移行元のWordPress全データを、MAMPの(htdocs)へ移行します。

wp-config.phpの修正

「wp-config.phpの修正」のアイキャッチに設定したWordPresの画像

ローカルサーバー環境へデータを移行したら、テキストエディタで、(wp-config.php)を開きます。

データベース名、ユーザー名、パスワード、ホスト名をローカル環境の設定に書き換えます。(MAMPのデフォルトだと、ユーザー名、パスワードはrootになっています。)

ローカル環境へ反映されたかを確認

「ローカル環境へ反映されたかを確認」のアイキャッチに設定したWordPressの画像

MAMPを開いて、(My Website)を選択し、WordPressのページが開いたら成功です。

サイトのトップページ以外が表示されない場合

ここまでの手順で,サイトのトップページ以外が表示されない場合は,

wordpressフォルダ内にある .htacces(デフォルトだと隠しファイルにあります。) を編集します。

上の2箇所に、htdocsに移行したWordPressのURLを入れます。

これで、問題なくトップページ以外にも入れるようになるかと思います。

まとめ

「まとめ」のアイキャッチに設定したWordPressの画像

以上が、「WordPressの本番環境からローカル環境への移行の手順」になります。

まとめると以下のようになります。

  1. WordPress本番環境での作業手順
    1. 移行元wordpressデータのダウンロード
    2. 移行元データのエクスポート
  2. ローカル環境サーバー「MAMP」での作業手順
    1. MAMPをインストールする
    2. ローカル環境用のデータベースの作成
    3. データベースのインポート
    4. データベースファイルの修正
  3. WordPressファイルの移行
  4. wp-config.phpの修正
  5. ローカル環境へ反映されたかを確認
    1. サイトのトップページ以外が表示されない場合
  6. まとめ

それではまた!

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ヒロシ

ヒロシです。
現在は会社員としてエンジニアの業務を行っています。
担当業務は主に、WordPressサイト開発、改修です。
ブログやプログラミング学習で役に立つ情報を発信しています。

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